Makiko's Art&Illustration blog

美術館に行ったり、イラストを描いたり、本を読んだり・・・いろいろ書くと思います

アート

ゴー・ビトゥイーンズ こどもを通して見る世界 (2014.07.18)

異なる文化、現実と想像、大人と子ども、 あらゆる境界を行き来する子どもたちが放つ「生きるちから」 19世紀後半のニューヨークで貧しい移民の暮らしを取材した写真家ジェイコブ・A・リースは、英語が不自由な両親の橋渡しとしてさまざまな用務をこなす移民…

日本のグラフィックデザイン展/イメージメーカー展 (2014.07.04)

日本のグラフィックデザイン展 東京ミッドタウンついでに ミッドタウンデザインハブという JAGDAのグラフィック専門(?)ギャラリーへ。JAGDAとは日本で唯一の グラフィックデザイナーの全国組織である 公益社団法人日本グラフィックデザイナー協会のこと。…

徒然草展 美術で楽しむ古典文学 (2014.07.04)

何気に初めて行った!! 笑 サントリー美術館。 六本木ミッドタウンは 何度も行っているのにねぇ。 鎌倉時代末期、兼好(けんこう)法師(生没年未詳)によって書かれた『徒然草』は、名文の誉れ高く、『枕草子』・『方丈記』とともに日本三大随筆に数えられ…

コメ展 (2014.06.13)

21_21 DESIGN SIGHTへ行ってきました。 21_21 DESIGN SIGHTでは2014年2月28日より、企画展「コメ展」を開催します。 コメは、私たちの暮らしにとても身近で、日々の生活に欠かせないものです。日本では、コメを中心とした食文化を深めつつ、稲作の歴史ととも…

木梨憲武展×20years INSPIRATION—その瞬間の好奇心 (2014.05.27)

上野の森美術館にて ノリさんこと木梨憲武さんの 作品を見てきました。 描きたいものを自由に描くスタイルで作品制作を続けている木梨憲武―。 大胆な色使いや構図を用いつつも緻密で繊細な描き方をし、テイストの異なる作品が多いのも特徴です。その自由な感…

ミラノ ポルディ・ペッツォーリ美術館 華麗なる貴族コレクション展 (2014.05.19)

Bunkamuraザ・ミュージアムへ行ってきました。 ヨーロッパで最も優雅な邸宅美術館と言われているポルディ・ペッツォーリ美術館。ミラノ有数の貴族ジャン・ジャコモ・ポルディ・ペッツォーリが先祖代々の素晴らしい財産を受け継ぎ、また蒐集した美術品からな…

特別展 栄西と建仁寺 (2014.05.16)

東京国立博物館へ行ってきました。 2014年は、日本に禅宗(臨済宗)を広め、京都最古の禅寺「建仁寺」を開創した栄西禅師(ようさいぜんじ、1141~1215)の800年遠忌にあたります。これにあわせ、栄西ならびに建仁寺にゆかりの宝物を一堂に集めた展覧会を開…

驚くべきリアル/MOTアニュアル2014 フラグメント (2014.05.09)

東京都現代美術館にて 2つの展覧会を見てきました。 驚くべきリアル 慶長遣欧使節団派遣400周年を記念し、2013年および2014年には、「日本スペイン交流400周年事業」として、様々な催しが行われています。その一環として当館では、スペインの90年代以降の作…

ザ・ビューティフル 英国の唯美主義1860―1900 (2014.05.02)

ラファエル前派と関連して・・・ 唯美主義の作品見てきました。 19世紀後半の英国では、唯美主義者と呼ばれる前衛芸術家たちが追い求めた「新たな美」が大衆にまで広がって、壮大なムーヴメントへと発展しました。本展は、好評を博した国際巡回展をもとに当…

アンディ・ウォーホル展 永遠の15分 (2014.04.25)

2015年もよろしくお願いします。 遅ればせながら、、、今年もよろしくお願いします。\(^o^)/ なお、今年もガシガシおひとり様で美術館巡りする模様。。。 アンディ・ウォーホル展 永遠の15分 (2014.04.25) (引き続き、2014年過去日記の更新です・・・。) …

ラファエル前派 展 (2014.03.28)

19世紀半ば、英国のアカデミズムに反発した若き芸術家たちによる「ラファエル前派」運動とその発展を、英国を代表するテート美術館所蔵の名画72点で紹介する美術展です。 1984年にテート美術館で決定版の展覧会が開催されて以降、研究を通じて意義や位置付け…

日本美術院 再興100年 特別展 世紀の日本画 (2014.03.25)

平成26年は日本美術院の再興から100年にあたります。 これを記念して、前史としての東京美術学校設立から、現在に至るおよそ130年の活動を振り返ります。 狩野芳崖、横山大観、小林古径、安田靫彦、平山郁夫ほか、近代日本画の巨匠たちの代表作約120点が一堂…

モネ 風景をみる眼展(2014.03.04)

「モネは眼にすぎない、しかし何と素晴らしき眼なのか」。セザンヌのこの言葉は、生涯、戸外の光の表現を追求し続けた画家モネにもっともふさわしい賛辞ではないでしょうか。しかし彼の眼は、自然の風景から受け取る感覚的で瞬間的な印象を捉えていただけで…

シャヴァンヌ展 (2014.02.25)

19世紀フランスを代表する壁画家として知られるピエール・ピュヴィス・ド・シャヴァンヌ(1824-1898)は、フランスの主要建造物の記念碑的な壁画装飾を次々と手がけ、また壁画以外の絵画においても才能を発揮し、数々の名作を残しました。 イタリアのフレス…

Kawaii 日本美術 ―若冲・栖鳳・松園から熊谷守一まで― (2014.02.25)

日常でもよく耳にする「かわいい」という言葉。今や海外にまで広がり、日本から発信される「Kawaii」文化に注目が集まっています。さかのぼれば、平安時代に著された『枕草子』には「うつくしきもの(=かわいいもの)」として稚児や雀の子などが挙げられてお…

日本伝統工芸展60回記念 人間国宝展 (2014.02.04)

生活の中で用いられる器や衣服、道具に美を求める工芸。日本では古くから、陶芸・染織・漆芸・金工・木竹工・人形などの工芸が発達し、その芸術性は今日においても高く評価されています。 「人間国宝」(重要無形文化財の保持者)は、現代にも続く伝統の「わ…

クリーブランド美術館展 名画でたどる日本の美 (2014.02.04)

上野で日本美術を堪能してきました!!\(^o^)/ 「日本美術の祭典」と銘打って、 東京国立博物館と東京都美術館がコラボしています。 全米屈指の規模と質を誇るクリーブランド美術館の日本美術コレクションより、平安から明治に至る、選りすぐりの日本絵画4…

吉岡徳仁 クリスタライズ/東京アートミーティング うさぎスマッシュ (2014.01.13)

東京都現代美術館へ行ってきました。 まずは《クリスタライズ》から。。。 吉岡徳仁(1967年生まれ) は、アート、デザイン、建築など幅広い領域において自由な着想と実験的な創作から生まれる作品により、世界に最も影響を与える創り手の一人として、国内外で…

三菱一号館美術館 名品選2013 近代への眼差し 印象派と世紀末美術 (2014.01.03)

ルノワール、モネら印象派。そしてルドン、トゥールーズ=ロートレック、ヴァロットン。19世紀から20世紀初頭にかけて、フランス・パリを中心に、互いに刺激し合い、影響し合った画家たち――。 この時代は、ヨーロッパの美術家たちが新しい表現を模索し、…

カイユボット展—都市の印象派 (2013.12.12)

ギュスターヴ・カイユボット(1848–1894)はモネやルノワールとともに印象派を代表する画家で、1876年の第2回印象派展以降、5回にわたって印象派展に参加しました。その存在は、仲間の作品を購入することによって、経済的に彼らを支えたほか、印象派展の開…

モローとルオー展 (2013.12.10)

象徴主義の巨匠ギュスターヴ・モロー(1826−1898)。国立美術学校の名教授としてマティス やマルケなど多くの画家を育てたモローが最も愛した生徒がいました。後に20世紀最大の 宗教画家と呼ばれるジョルジュ・ルオー(1871−1958)です。モローはルオーの才…

ターナー展 (2013.11.26)

西洋美術史に燦然と輝く風景画の傑作を生みだし、今日なお英国最高の画家と称されるジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー(1775-1851)の展覧会を開催します。 世界最大のコレクションを誇るロンドンのテート美術館から、油彩画の名品30点以上に加え、…

印象派を超えて 点描画の画家たち (2013.11.08)

19世紀末から20世紀前半のヨーロッパ絵画において色彩は、外界の事物を再現するという役割から次第に解放され、ひとつの表現として自立していきます。色彩の独立は、印象派の筆触分割に、その萌芽を見出すことができます。新印象派の代表的な画家であるスー…

六本木クロッシング2013:アウト オブ ダウト(2013.11.08&2014.01.07)

OUT OF DOUBT! 来たるべき風景のために 疑うことからはじめよう 日本のアートシーンを総覧する3年に一度の展覧会シリーズ「六本木クロッシング」。 4回目となる本展では、東日本大震災以降明らかに高まっている社会的な意識を反映しつつ、日本の現代アートの…

スヌーピー展 (2013.11.08&12.06)

スヌーピーやチャーリー・ブラウンで知られる、20世紀のアメリカを代表する新聞連載漫画「ピーナッツ(PEANUTS)」の世界を紹介する展覧会が森アーツセンターギャラリーにやってきます。アメリカのチャールズ・M・シュルツ美術館が所蔵する原画から厳選した…

特別展 京都 洛中洛外図と障壁画の美(2013.10.17)

平安京が定められて1200年がたった今も、国内外から一年に五千万人が観光に訪れるほど、多くの人々が京都に魅せられています。それは何よりも、京都が長い間、日本の都として伝統文化を育み、継承してきたことによるところが大きいでしょう。本展覧会ではそ…

ミケランジェロ展 天才の軌跡(2013.9.28)

本展覧会は、「神のごとき」と称された大芸術家ミケランジェロ(1475-1564)の創造の軌跡とその波紋を、彼の子孫のコレクションを引き継ぐカーサ・ブオナローティ(フィレンツェ)の所蔵品によって紹介するものです。 なかでも彼が15歳前後で制作したとされ…

ルーヴル美術館展 地中海四千年ものがたり(2013.9.18)

ルーヴルの「女神」、来日ルーヴル美術館全8美術部門が結集します。地中海をテーマに時間と地域を超える展覧会。西洋と東洋の文化がダイナミックに交差する地中海。ルーヴル美術館が誇る200点を超える作品で、その4000年におよぶ歴史的・空間的な広がりをご…

アメリカンポップアート展(2013.8.26)

アメリカ合衆国コロラド州を本拠地とするジョン・アンド・キミコ・パワーズ夫妻は、日本美術および現代美術の両分野における、世界有数のコレクターとして知られています。特にポップ・アートにおいては、アメリカにおけるその黎明期である1960年代から、パ…

LOVE展:アートにみる愛のかたち シャガールから草間彌生、初音ミクまで(2013.8.26)

森美術館10周年記念展ということで、 すごく楽しみにしていた展覧会。 やっと行けた!! 今こそ、愛を 愛は人間にとってかけがえのないものです。森美術館は10周年を記念して、この「愛」というテーマを掲げ、美術史を彩る名作や意欲的な新作を含む約200点を…