Makiko's Art&Illustration blog

美術館に行ったり、イラストを描いたり、本を読んだり・・・いろいろ書くと思います

ゴー・ビトゥイーンズ こどもを通して見る世界 (2014.07.18)

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異なる文化、現実と想像、大人と子ども、
あらゆる境界を行き来する子どもたちが放つ「生きるちから」
19世紀後半のニューヨークで貧しい移民の暮らしを取材した写真家ジェイコブ・A・リースは、英語が不自由な両親の橋渡しとしてさまざまな用務をこなす移民の子どもたちを「ゴー・ビトゥイーンズ(媒介者)」と呼びました。
本展は、異なる文化の間、現実と想像の世界の間など、さまざまな境界を自由に行き来する子どもの性質に注目し、子どもの視点を通して世界を展望しようとする試みです。世界各国の優れたアーティスト26組の作品に表れる子どものイメージを通して、社会で起こっているさまざまな事象に注目し、政治、文化、家族など子どもを取り巻く環境と、彼らが直面する諸問題に目を向けます。さらに、遊びや夢、記憶などをキーワードに、大人の常識や伝統の枠組みにとらわれない子どもの創造性と、その多様な感覚に迫ります。
環境に翻弄される存在であると同時に、行き詰まった情況の突破口ともなり得る子どもの潜在能力は、未来への鍵となることでしょう。境界を超える子どもの姿を通して、より多様な価値が共存する、新たな世界への可能性を探ります。


www.mori.art.museum

"ゴー ビトゥイーンズ"とは、英語が不自由な両親に代わり、
橋渡し役として用事をする子供たちのこと。
(「媒介者」という意味があるそうです。)


作品に出てくる子供たちを通して
世界の諸問題について考えさせられたり、
自分もこんな頃あったなぁ~と
思い出したりしてみてきました。


私が見に行った時は、
ワークショップをした後だったようで、
"こどもキャプション"
というものがついていました。



(全部の作品についているわけではないけど)
作品を見た子供たちが
どういう感想を持ったのか、
どういう風に思ったのかを読むと
大人とは全然違う、でも的を射ていて
ビックリしました。



特に印象に残ったのは、4つ。
「子供の時間」
「7歳の私」のシリーズ
「エイト」
「どんなじごくへいくのかな」
子供のころのごっこ遊びとか
(近所だけど)いつもと違う道を歩いてみた時の
ワクワクした感じとかを
グルグル思い出しながら
見ていました。



展示そのものは大人向けではあるけれど
子供の時の気持ちに戻ったり
作中の子供を見て思わず
ニコリとしてしまったり・・・
とっても楽しかった。(^▽^)
展示の最後には、
「えほんのとしょかん」
というコーナーがあって、
時間がなくて
あんまりじっくり
見られなかったけど
私も知ってる昔からの良書が
ズラリと並んでるのも良かった♬