Makiko's Art&Illustration blog

Art、展覧会、イラスト、本など、、いろいろ書きます。

木梨憲武展×20years INSPIRATION—その瞬間の好奇心 (2014.05.27)

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上野の森美術館にて
ノリさんこと木梨憲武さんの
作品を見てきました。

描きたいものを自由に描くスタイルで作品制作を続けている木梨憲武―。
 大胆な色使いや構図を用いつつも緻密で繊細な描き方をし、テイストの異なる作品が多いのも特徴です。その自由な感性と鮮やかな色彩の作品は、見るものに元気を与えます。
 本展では、制作を始めた1994年頃の作品から最新作まで、約20年の間に制作された絵画を中心に、ドローイング、オブジェ、映像、グラフィック、ビーズコラボなど、約300点の作品の数々で、独創的な「木梨ワールド」を展開します。
 また、東日本大震災後に思いを込めて描いた「太陽」と全国から送られてきた「みんなの太陽」のコーナーには募金箱を設置し、サンドウィッチマン被災者を支援するために開設した「東北魂義援金」に寄付を行います。



木梨憲武展×20years 公式ホームページ | 上野の森美術館ほか


かれこれ20年も絵を描き続けているそうです。
意外!(←失礼。)


旅行に行くときも画材を持参し
まさにインスピレーションを大事に
その場で描くらしいです。
(同じ描く人間としては
見習わなければいけない気がします。)


花をモチーフにした作品が多く、
とっても自由にやっているのが
伝わってきました。


それと、ノリさんの
交友関係の広さもわかるものが
会場内にたくさんあるのが
印象的でした。
(○○さんからもらった、△△から作ったオブジェetc...)


どんな感じかな~??と思っていたけど
楽しくてあったかさのある
展覧会だったと思います。

ミラノ ポルディ・ペッツォーリ美術館 華麗なる貴族コレクション展 (2014.05.19)

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Bunkamuraザ・ミュージアムへ行ってきました。

ヨーロッパで最も優雅な邸宅美術館と言われているポルディ・ペッツォーリ美術館。ミラノ有数の貴族ジャン・ジャコモ・ポルディ・ペッツォーリが先祖代々の素晴らしい財産を受け継ぎ、また蒐集した美術品からなる珠玉のコレクションを誇ります。1881年、彼の死から2年後、「全ての美術コレクションは永久公開されるものとする」という遺言のもと、美術館が設立されました。

 本展はこの優美な美術館から、まだ少女らしいあどけなさの残る横顔、初期ルネサンスを代表するポッライウォーロの傑作であり、美術館の代名詞ともいえる《貴婦人の肖像》、ジャン・ジャコモが生前最後に購入したとされるボッティチェッリの《死せるキリストへの哀悼》、ラファエッロ(帰属)の《フランチェスコ会の聖人が描かれた行列用十字架》――邸内に飾られていた絵画をはじめ武具、工芸、蔵書など貴族の美意識あふれるコレクションの数々約80点が日本で初めてまとまって紹介されます。ルネサンスから19世紀に至るヨーロッパ美術の系譜をたどりながら、華麗なる貴族文化をご堪能ください。


開催概要&チケット情報 | ミラノ ポルディ・ペッツォーリ美術館 華麗なる貴族コレクション | Bunkamura


「ポルディ・ペッツォーリ美術館」・・・。
名前は初めて聞きました。
ヨーロッパでもっとも美しい邸宅美術館と
賞されているそうです。


入口すぐに甲冑コレクション。
武具なんだけど、
装飾までこだわりが見られて
すごかった!!!


あとは、「オリアーナを救うアマディージ」、
「オリアーナに別れを告げるアマディージ」の
2点セットの大判タペストリーも
豪華でよかった。


元々は絵画目当てだった・・・
(ボッティチェリの「死せるキリストの哀悼」も良かった。)
・・・けど、、、
それ以上に時計コレクションが
と~~っても素晴らしかった。
キラッキラな装飾はもちろんだけど、
文字盤やら部品の組み方やら
当時の最高の技術が
ギュッと凝縮されている感じがした。


イタリア美術が堪能できて
おなか一杯。
会場内も現地の美術館を
そのままにしたイメージで
いつもと違う雰囲気で見られて良かった。

特別展 栄西と建仁寺 (2014.05.16)

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東京国立博物館へ行ってきました。

2014年は、日本に禅宗臨済宗)を広め、京都最古の禅寺「建仁寺」を開創した栄西禅師(ようさいぜんじ、1141~1215)の800年遠忌にあたります。これにあわせ、栄西ならびに建仁寺にゆかりの宝物を一堂に集めた展覧会を開催します。
本展は、近年研究の進んでいる栄西の著述のほか、建仁寺に関わりのある禅僧の活動を通して、栄西の伝えようとしたもの、そして建仁寺が日本文化の発展に果たした役割を検証しようとするものです。俵屋宗達の最高傑作、国宝「風神雷神図屏風」を筆頭に、海北友松筆の重文「雲龍図」など建仁寺本坊方丈障壁画、山内の塔頭に伝わる工芸や絵画の名品、栄西をはじめとした建仁寺歴代の書蹟はもちろん、全国の建仁寺派の寺院などが所蔵する宝物を展示します。



東京国立博物館 - 展示 日本考古・特別展(平成館)(休館中) 開山・栄西禅師 800年遠忌 特別展「栄西と建仁寺」

栄西(えいさい、ようさい、永治元年(1141年) - 建保3年(1215年))は、平安時代末期から鎌倉時代初期の僧である。明菴 栄西(みんなん えいさい、みんなん ようさい)とも呼ばれる。臨済宗の開祖、建仁寺の開山。天台密教葉上流の流祖。また、廃れていた喫茶の習慣を日本に再び伝えたことでも知られる。
生年には異説がある。生地は備中国賀陽郡岡山県加陽郡は現在加賀郡吉備中央町)。


栄西 - Wikipedia

建仁寺(けんにんじ)は、京都府京都市東山区にある臨済宗建仁寺派大本山の寺院。山号を東山(とうざん)と号する。本尊は釈迦如来、開基(創立者)は源頼家、開山は栄西である。
京都五山の第3位に列せられている。俵屋宗達の「風神雷神図」、海北友松の襖絵などの文化財を豊富に伝える。山内の塔頭としては、桃山時代の池泉回遊式庭園で有名であり、貴重な古籍や、漢籍・朝鮮本などの文化財も多数所蔵していることで知られる両足院などが見られる。また、豊臣秀吉を祀る高台寺や、「八坂の塔」のある法観寺建仁寺末寺である。寺号は「けんにんじ」と読むが、地元では「けんねんさん」の名で親しまれている。なお、しばしば日本最初の禅寺と言われるが、これは間違いで博多の聖福寺が最初の禅寺である。


建仁寺 - Wikipedia


栄西臨済宗を日本に伝え、
京都最古の禅寺の建仁寺を開創した人。
それに縁のある絵画や工芸品が
たくさん見られました。


日本で初めて茶の専門書を
著した人物でもあるので
お茶に関するものもたくさん。
「四頭茶会」をいきなり再現していてビックリした。
(栄西を生誕を祝して今も建仁寺に伝わる茶会のこと)


あと、印象に残ったのは
やっぱり海北友松。
「雲龍図」は静かな印象なんだけど、
すごく迫力があって良かった。
伊藤若冲の「雪梅雄鶏図」もキレイ。
雪の白さとトサカの赤(朱色)のコントラストが
鮮やかで目を引いていた。


お土産(自分用)買ったんだけど、
栄西さんがゆるキャラ(?)化してて
ちょっと不思議だった。苦笑
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驚くべきリアル/MOTアニュアル2014 フラグメント (2014.05.09)

東京都現代美術館にて
2つの展覧会を見てきました。

驚くべきリアル


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慶長遣欧使節団派遣400周年を記念し、2013年および2014年には、「日本スペイン交流400周年事業」として、様々な催しが行われています。その一環として当館では、スペインの90年代以降の作品にフォーカスしたカスティーリャ・イ・レオン現代美術館(MUSAC)のコレクションから「驚くべきリアル」をテーマに27作家の作品を紹介します。

スペインにおいては17世紀以降、ベラスケスやゴヤなど、リアリズムの系譜があり、80年代以降のアントニオ・ロペス・ガルシアに代表されるマドリード・リアリズムに継承されています。スペイン芸術のリアルは対象が精密に再現されているという描画上の特質を意味するのではなく、スペインの作家のリアルに対する執着の仕方から来ています。そのリアルは超自然なもの、幻想的なものまでを、日々の身の回りのものが手で触れられるのと同様に、地上に引き下ろして対話しようとする欲望から来ています。しばしばその表現は日常的な光景やモノの「誇張」(esperpento)という形でみることができます。その「誇張」は生と死との独特の緊張関係から生まれてくるといえるでしょう。「スペインでは、他のどの国よりも死者が生き生きとしている」という、詩人ガルシア・ロルカの言葉のように、死は生よりも活気をもっています。本展の出品作品には、アクティヴェイト(活性化)された死に裏付けられた重い生が、リアリズムとして表現されています。展覧会にはラテンアメリカの作家の作品も含まれており、それ自体が驚くべき特異性をもった中南米のトロピカルな風土の中で、スペイン的なリアルの感覚がどのように変容し、発酵していったかを見せていきます。



展覧会|東京都現代美術館|MUSEUM OF CONTEMPORARY ART TOKYO


27名の作家の展示、
スペインとラテンアメリカの作品が集結。
私にはあんまり馴染みのなかった地域の
現代アートが見られて面白い。
家族のスナップ写真を基に絵画にしたものが
ちょっと不気味だったけど印象に残った。
あとは政治や治安が反映されたような
作品もあって日本との違いを感じた。
(「血の海」という単語を含んでいる文章を
集めた作品とか・・・ちょっと怖かった。)


MOTアニュアル2014 フラグメント


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「MOTアニュアル」は、日本の若手作家による新しい現代美術の動向を紹介するものとして、東京都現代美術館が1999年より行っているグループ展です。
第13回目となる「MOTアニュアル2014」では、「フラグメント」という言葉をキーワードにして、われわれの現実認識に新たな視点をもたらす6人/組の作家を紹介します。
"断片"や"かけら"といった小さな破片を意味する言葉――「フラグメント」。本展に登場する作家たちは、彼らの身の回りにある現実からこぼれ落ちたフラグメントを用いて、独自の世界を築いていきます。市販のプラスチックのパーツを際限なく組み合わせる、トランプカードや消しゴムに緻密な細工を施す、見慣れた風景のイメージを切り取り多層化させる・・・・・作家たちの手法は様々ですが、いずれも世界に溢れる選択肢の中から自分だけのフラグメントを意識的に選び取り、それとの接触を通して世界を捉えなおそうとする姿勢に特徴があります。
本来、不完全で脆弱な存在であるフラグメントは、どこか欠けているがゆえに見る者の想像力をかきたてるものですが、作家たちの接触が加わることにより、見る者を"ここ"からどこか別の場所へと誘ってくれるでしょう。
日々過剰に生み出される情報が錯綜し、多くの人が自らの処理能力や認知に限界を感じる今日。フラグメントを起点にした作家たちの手探りの実践は、新たな視点で世界とアクセスする手がかりをわれわれに与えてくれるのではないでしょうか。



展覧会|東京都現代美術館|MUSEUM OF CONTEMPORARY ART TOKYO


MOTアニュアルを見るのは2011年以来かなぁ・・・。
やっぱり若手の現代アートをまとめて見られるのは楽しい。
今回印象に残ったのは「WAVY」という映像作品。
ビル群、田園風景、高速道路etc...
移りゆく映像が折り重なっていく感じが良かった。
あと、軽石から作られていた彫刻作品はただすごかった。
(私が細かい作業が苦手なのもあるけど・・・。)
コロッセオはホントに細かくてびっくりした。

ザ・ビューティフル 英国の唯美主義1860―1900 (2014.05.02)

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ラファエル前派と関連して・・・
唯美主義の作品見てきました。

19世紀後半の英国では、唯美主義者と呼ばれる前衛芸術家たちが追い求めた「新たな美」が大衆にまで広がって、壮大なムーヴメントへと発展しました。本展は、好評を博した国際巡回展をもとに当館のため
に新たに構成した日本初の唯美主義展です。ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館所蔵作品を中心に、油彩画、家具工芸品をはじめとする約140点によって、独創的な美と悦楽の世界を展覧します。



ザ・ビューティフル 英国の唯美主義1860-1900|三菱一号館美術館


「唯美主義」って何??と思って調べたら
「人間にとって最も価値のあるものを美とし、
それ以外の価値は認めず、善悪よりも美を上とする」
・・・というなんだかスゴイ考え方みたいで、
ロセッティ(こないだ見た、ラファエル前派の画家)の
純粋な色と細部の描き込みの技法が一般的らしい。
(極端に追い求め過ぎて派生したのが
"デカダンス"というものみたい・・・。)



ラファエル前派から派生しているみたいなので
ワンセット的なくくり方をされているけど、
こちらは絵画だけでなく、調度品や彫刻もあって
美術館そのものとマッチしていて
夢のような空間・・・。(*‘∀‘)



その中でも印象に残ったのは「愛と死」かなぁ。
なんか儚いシーンが描かれていて、
今まで見てきた天使と女神の絵とはまた違う感じ。
あと、「ハヴォニア」の女性は
ホントにキレイだった!!!
瞳と黒々とした髪が印象的だった。
加えて、メインビジュアルにもなっている、「真夏」
女性のキレイさはもちろんなんだけど、
使われている朱色の鮮やかさが遠くからでも
パッと目を引いてキレイだった。
それと、美の象徴として
孔雀モチーフの作品が多かったけど
大皿に描かれた作品は羽根の描き方が良かった。



美しいものに囲まれて、これでもか!というくらい
ドップリと浸れたので見に行ってよかった~。